5歳を過ぎる頃から、絵本の楽しみ方はさらに大きく変わってきます。
3〜4歳まではストーリーを楽しむことが中心でしたが、この時期になると登場人物の気持ちをより深く理解したり、自分の経験と重ねて考えたりと、「心に残る絵本」を求めるようになってきます。
わが家の三姉妹も、ただ楽しいだけではなく、少し切なかったり、考えさせられたりする絵本を何度も読み返すようになりました。
読み終わったあとにしばらく余韻に浸っていたり、「これってどういう意味?」と会話が広がることも増え、絵本との向き合い方がぐっと深まったと感じています。
そこで今回は、そんな5歳以上の時期に、三姉妹が何度も読み返した「心に残る絵本」を厳選してご紹介します。
想像力をさらに広げたい
子どもの心の成長につながる一冊を選びたい
長く大切に読める絵本を探している
そんな方の参考になれば嬉しいです。
三姉妹が何度も読み返した心に残る絵本7選
この記事では5歳以上の三姉妹が何度も読み返した「心に残る絵本」をご紹介します。
どれも一度読んで終わりではなく、成長とともに感じ方が変わり、繰り返し手に取りたくなる絵本ばかりです。
「少し長くても、しっかり物語を楽しめる絵本を選びたい」
「子どもの心の成長につながる一冊に出会いたい」
という方は、この中から選べば間違いないラインナップになっています。
それぞれの詳しいレビューや三姉妹のリアルな反応はこのあと紹介していくので、気になる絵本があればチェックしてみてください。
『こんとあき』|大切な存在との絆を描く心温まる物語
「結論:大切な存在との“絆”を感じられる絵本を探している方に、ぜひ読んでほしい一冊です」
『こんとあき』は、ぬいぐるみのこんと女の子あきの旅を通して、深い絆を描いた名作絵本です。
わが家では長女が3歳頃から読み始め、10歳になった今でもふと手に取って眺めているほど、長く愛されている一冊です。
それだけ、この絵本には何度読んでも心に残る魅力があると感じています。
物語の中で、あきの成長をそっと見守るこんの存在はとても印象的で、言葉にしなくても伝わる絆のあたたかさが丁寧に描かれています。
三姉妹それぞれの楽しみ方も印象的でした。
次女は砂丘のシーンに興味津々で、「ここはどこ?」と世界を広げるきっかけに。
三女は「うちにもこんが来てくれないかな」と想像をふくらませ、物語の世界に入り込んでいました。
また、巻末にある“こんの型紙”のようなページにも注目していて、「これは何?」と興味を持つなど、細かい部分まで楽しめる工夫があるのも魅力です。
良かった点は、子どもだけでなく大人の心にも残り、長く大切にしたくなるところです。
一方でデメリットとしては、派手な展開は少ないため、刺激の強いストーリーを好む子には少し物足りなく感じる可能性があることです。
その分、じっくり味わうことで良さが深まる絵本です。
「子どもと一緒に長く大切にできる絵本を探している」
「心に残る、あたたかい物語を読みたい」
という方には、特におすすめの一冊です。
迷ったらチェックしてみてください👇
こんのぬいぐるみ、ほしくなっちゃいます…!
『わすれられないおくりもの』|別れと記憶をやさしく伝える名作
「結論:子どもと一緒に“別れ”や“生きること”をやさしく考えたい方におすすめの一冊です」
『わすれられないおくりもの』は、大切な存在との別れと、その後に残るものを静かに描いた名作絵本です。
物語の中で、あなぐまが残してくれたのは、物やお金ではなく、これまでに分け与えてくれた知恵や思い出でした。
そしてそれらは、それぞれの動物の中で生き続け、残された日々を少しずつあたたかくしていきます。
わが家の三姉妹は、この絵本について多くを語ることはありません。
それでも、「読んで」と静かに持ってくることが多く、心の中で何かを感じ取っているような様子が印象的でした。
にぎやかに楽しむというよりも、読み終わったあとにそっと余韻が残るような、そんな一冊です。
言葉にしなくても伝わる大切なテーマがある絵本だと感じています。
良かった点は、「死」というテーマを重くなりすぎず、やさしく自然に受け止められるところです。
一方でデメリットとしては、教科書などでも取り上げられることがあり、すでに内容を知っている可能性があることです。
ただ、それでも繰り返し読むことで感じ方が変わり、何度でも心に残る作品です。
「子どもに“別れ”や“生きること”をどう伝えるか悩んでいる」
「心に残る、静かな絵本を探している」
という方には、特におすすめの一冊です。『こんとあき』が“絆”を描くなら、こちらは“別れとその先”をやさしく教えてくれる一冊です。
『おしいれのぼうけん』|ドキドキしながら成長できる冒険ストーリー
「結論:物語にどっぷり入り込める“本格的な冒険絵本”を探している方におすすめの一冊です」
『おしいれのぼうけん』は、ハラハラドキドキの展開が続く、読み応えのある冒険絵本です。
わが家の三姉妹もこの絵本が大好きで、一度読み始めると、吸い込まれるように物語に集中し、途中でやめることができないほど夢中になっていました。
特に印象に残っているのは、長女が3歳の頃に初めて読んだときのこと。
手に汗を握るような展開に、親子でドキドキしながらページをめくっていた感覚は、今でもはっきり覚えています。
この絵本の魅力は、まるで自分も冒険しているかのような没入感です。
少し怖さもありながら、その分物語に引き込まれ、最後まで一気に読みたくなる力があります。
良かった点は、子どもが長い物語にも集中して向き合えるようになるきっかけになることです。
「もっと読みたい」という気持ちが自然と育っているのを感じました。
一方でデメリットとしては、比較的長編のため、読む側にもある程度時間と集中力が必要なことです。
そのため、時間に余裕があるときや、しっかり物語を楽しみたいときに読むのがおすすめです。
「しっかり読み応えのある絵本を探している」
「子どもに冒険のワクワクを体験させたい」
という方には、特におすすめの一冊です。
ぜひチェックしてみてください👇
『ちいさいおうち』|時の流れと変化を感じられる一冊
「結論:四季や時の流れを感じながら、じっくり味わえる絵本を探している方におすすめの一冊です」
『ちいさいおうち』は、移りゆく季節や時代の変化をやさしく描いた名作絵本です。
わが家では長女が1歳の頃からなぜかとても気に入っていて、絵本好きになるきっかけの一冊でもありました。
その後も繰り返し読み続け、成長するにつれて感じ方が変わっていく様子が印象的でした。
この絵本の魅力は、四季の美しさや時の流れを、絵を通してじっくり感じられるところです。
物語として楽しむだけでなく、「今はどの季節かな?」「少しずつ変わっているね」といった会話が自然と生まれ、読み方が広がっていきました。
また、バージニア・リー・バートンの描くやさしいタッチの絵はとても印象的で、三姉妹も影響を受けてよく真似して描いていました。
絵そのものの魅力が、子どもの表現にもつながっていく一冊だと感じています。
良かった点は、成長とともに見方が変わり、長く楽しめるところです。
特に5歳以降になると、変化や時間の流れをより理解できるようになり、この絵本の良さがより伝わると感じました。
一方でデメリットとしては、比較的長めでゆったりした展開のため、子どもの集中力が途切れてしまうことがある点です。
そのため、落ち着いて読めるタイミングで楽しむのがおすすめです。
「四季や時間の流れを感じられる絵本を読みたい」
「長く大切にできる一冊を探している」
という方には、特におすすめの絵本です。
『きょうはなんのひ?』|ワクワクしながら楽しめるしかけ絵本
「結論:親子のあたたかい時間や“気持ちを伝える大切さ”を感じられる一冊です」
『きょうはなんのひ?』は、サプライズを通して親子のやり取りを楽しめる、心あたたまる絵本です。
まみこが用意したサプライズに、読み手も一緒にワクワクしながらページをめくることができ、「親子っていいな」と自然に感じられる物語になっています。
わが家では何度も読み返しているうちに、どのページもシワシワになるほど大切な一冊になりました。
それだけ、長く楽しめる魅力がある絵本だと思います。
三姉妹それぞれの反応もとても印象的でした。
長女は、私たちの結婚記念日にまみこを見習って何かをしようと考えてくれたり、
次女は手紙で気持ちを伝えることにハマったり、
三女は物語に出てくる犬に憧れて「飼いたい!」と言ったりと、それぞれ違った形で影響を受けていました。
良かった点は、楽しみながら“気持ちを伝えること”の大切さを学べるところです。
一方でデメリットとしては、ストーリーの仕掛けを一度理解すると、初見ほどの驚きは少なくなることです。
ただ、その分「もう一度読みたい」と思える安心感や心地よさがあり、繰り返し楽しめる一冊でもあります。
「親子の時間をもっと大切にしたい」
「子どもにやさしく気持ちの伝え方を教えたい」
という方には、特におすすめの絵本です。
物語に出てくる「マドレーヌといぬ」も三姉妹が大好きな絵本です。作者の瀬田 貞二氏が翻訳した絵本なんだそうです。
『ふたりはともだち』|友情のあたたかさを感じられる物語
「結論:友だちとの関係や“そばにいる安心感”を感じられる絵本を探している方におすすめの一冊です」
『ふたりはともだち』は、がまくんとかえるくんのやり取りを通して、友情のあたたかさを感じられる名作です。
ユーモラスなやり取りの中に、くすっと笑える場面や少し切ない気持ちが織り交ざっていて、読んでいてとても心地よい物語になっています。
「友だちっていいな」と自然に感じられる一冊です。
小学校の教科書にも掲載されている「おてがみ」以外のお話もどれも魅力的で、わが家の三姉妹は繰り返し楽しんでいました。
特に印象的だったのは、次女が学校の音楽劇でがまくん役を演じていたことです。
少しマイペースながまくんに共感していたのか、とてもいきいきと演じていて、親としても心に残る思い出になりました。
この絵本の良さは、誰かがそばにいてくれる安心感や、何気ないやり取りの大切さを感じられるところです。
一方でデメリットとしては、一話ごとの短編形式のため、長いストーリーを求めている場合には少し物足りなく感じる可能性があることです。
ただ、その分読みやすく、少しずつ楽しめる魅力もあります。
「友だちとの関係を大切にしてほしい」
「やさしい気持ちになれる絵本を探している」
という方には、特におすすめの一冊です。『きょうはなんのひ?』が親子の関係を描くなら、こちらは“友だちとの関係”をやさしく教えてくれる一冊です。
迷ったらチェックしてみてください👇
『おおきなきがほしい』|想像力を広げる夢あふれる一冊
「結論:子どもの想像力や“自分だけの世界”を大切にしたい方におすすめの一冊です」
『おおきなきがほしい』は、大きな木の上に自分だけの小屋を作るという、子どもの夢が詰まった絵本です。
主人公のかおるが思い描くのは、春夏秋冬を過ごせる秘密基地のような特別な場所。
ページを90度回転させて楽しむ構成もユニークで、まるでその空間に入り込んだかのようなワクワク感があります。
わが家では、この絵本をきっかけに三姉妹が「秘密基地がほしい!」と言い出し、実際にテントを用意することになりました。
それほどまでに、子どもの想像力を刺激し、“やってみたい”気持ちを引き出してくれる一冊だと感じています。
私自身も、幼い頃に押し入れを秘密基地にして遊んでいた記憶がよみがえり、親としてもどこか懐かしい気持ちになりました。
良かった点は、子どもが自由に想像をふくらませ、自分だけの世界を楽しめるところです。
一方でデメリットとしては、ストーリー性よりも空想を楽しむ要素が強いため、はっきりした物語を求める子には少し物足りなく感じる可能性があることです。
「子どもの想像力をもっと伸ばしたい」
「自由な発想を大切にできる絵本を探している」
という方には、特におすすめの一冊です。
迷ったらチェックしてみてください👇
まとめ
今回は、5歳以上の三姉妹が何度も読み返した「心に残る絵本」を7冊ご紹介しました。
この時期になると、絵本はただ楽しむだけでなく、登場人物の気持ちを深く考えたり、自分の経験と重ね合わせたりと、より豊かな時間を与えてくれる存在になっていきます。
わが家の三姉妹も、絆に心を動かされたり、別れについて静かに感じ取ったり、物語の世界に入り込んで冒険したりと、それぞれの絵本の中でさまざまな体験をしてきました。
今回ご紹介した絵本は、どれも一度読んで終わりではなく、
・心に残り続ける
・成長とともに感じ方が変わる
・親子で何度も読み返したくなる
そんな魅力を持った作品ばかりです。
「どれを選べばいいか分からない」という方は、この中から気になる一冊を選んでいただければ、大きく外れることはないと思います。
気になる絵本があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
また、年齢別におすすめしている絵本もまとめているので、あわせて参考にしていただけると嬉しいです。


それではまた!


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