MENU
おのまとぺん
ホームディレクター
主に子育てに関する事を発信しています。

【追悼】中川李枝子さんありがとうございます

こんにちは。penです。

中川李枝子さんが2024年10月14日に他界されました。新聞やニュースなどでも報道されていましたので、ご存知の方も多いと思います。

中川李枝子さんはぐりとぐらの絵本をはじめ、さんぽの歌詞を書かれたり、小学1年生の教科書に載っている『くじらぐも』を書いてくださった方でもあります。私自身も中川さんの作品との思い出はたくさんあります。今回はその事について書きとめ、この場で感謝と御礼を伝えられたらと思います。

便宜上広告のリンクを貼っております。不快に感じられる方はそっとページから離れてください。

目次

中川李枝子さんとの出会い

中川李枝子さんとの出会いは幼い頃…という方が多いのではないでしょうか。『ぐりとぐら』はもはや絵本の王様といった風格ですよね。日本で絵本を読む方なら知らない人はいないといっても過言ではない様に思います。

ちなみに我が家は絵本を読む時に作者の名前を読みます。中川李枝子さんのお名前は何度読んだか分かりません。


私も子どもの頃の記憶はほとんどありませんが、出会いはぐりとぐらだったと思います。私のイメージするカステラと良い意味で違ったカステラが出来上がり、なんとも美味しそう…と思った記憶があります。ぐりが青でぐらが赤…という事は大人になってから知りました。白黒の挿し絵だと私は区別がつきません。。

クリスマスシーズンはぐりとぐらのおきゃくさまの絵本もよくよみました。ぐりぐらシリーズは他にもたくさんありますね。どれもほっこりと心温まる作品です。


大好きな作品たち

中川さんの残してくださった作品はたくさんありますが、中でも我が家の三姉妹が何度も楽しんだものを以下にご紹介致します。

いやいやえん

我が家にとっては中川李枝子さんといえば、『いやいやえん』です。厚生大臣賞、サンケイ児童出版文化賞などたくさんの賞を受賞した作品ですので、ご存知の方も多いと思います。

この本のお話はどれも大好きで、何度読んだか知れません。それこそ次女と三女は赤ちゃんの時から楽しんでおりますので、あちこちかじったり破いたりで、本自体もボロボロになってしまいました。赤くて可愛い本の装丁も素敵ですよね。


我が家の三姉妹はしげるちゃんが大好きでした。ちゅーりっぷほいくえんのお話では大笑いし、くじらとりのお話ではドキドキハラハラし、ちこちゃんのお話ではくすくす笑い、やまのこぐちゃんのお話ではくまが大好きになって人形のくまに「こぐ」と名前を付けました。おおかみのお話ではおおかみって悪いの…?と疑問に感じたり、山のぼりのお話は最初はとても怖がりしましたが、何度も読んで子どもなりに消化してゆき「鬼って意外と可愛いね…」と言う姿もありました。

そしていやいやえんのお話がダントツで一番多く読みました。何事にも動じないおばあさん先生の姿はあっぱれですし、えむちゃんとのやり合いや子どもたちの姿は保育園あるあるの様で、我が家の三姉妹もまさに釘付けでした。

そらいろのたね

”空色”という表現が素敵な本です。こんなたねがあったらなぁ。こんな素敵な空色のお家があったらなぁと思わず思ってしまいます。

次女が水色を好きになって、水色の歌を作ったり、水色のランドセルを選んだのもこの絵本の影響ではないかと思っています。ぐりとぐらやおおかみ、こぐちゃんなどがさり気なく登場しているのも良いですね。絵を描いているのは実の妹の大村百合子さんですので、息がぴったりと合っています。


ぐりとぐら、そらいろのたね、いやいやえんなどはどれも、くもんの推薦図書に入っています。くもんの推薦図書については別記事に書かせていただきましたので、もしご興味があればご覧ください。

ももいろのきりん

ももいろのきりんは工作好きの次女が特にハマりました。幼稚園で借りてきて、とても気に入っていたので買い足した次第です。

きりんのキリカが生き生きと描かれていますし、クレヨンの山など思わずいいなー!となってしまいます。1度に読むには少し気合が必要ですが、読めば一気に楽しんでしまう…そんな絵本です。


挿し絵を描いているのは中川李枝子さんの夫で画家の中川宗弥さんです。この挿し絵がまた素晴らしく、とても印象的です。

ぐりとぐらかるた

絵本ではありませんが、ぐりとぐらのかるたも本当に大好きでおすすめです。絵も色合いも可愛いですし、短い言葉のテンポがとてもよくて、子ども達もすぐに覚えてしまいました。日常生活の中でもささやかに使われています。


長女は小学2年生の時に夏休みの自由研究でかるた作りをしたのですが、ぐりとぐらのかるたの影響をとても受けていました。

アナログゲームの良さについては別記事に書かせていただきました。

おひさまはらっぱ

長女は『おひさまはらっぱ』の三つ子のこぶたのお話が大好きです。こぶたの様子は子どもそのものです。うちの三姉妹は三つ子ではありませんが、勝手に親近感を感じているのかもしれません。


どのお話もほのぼのとしていて、安心して読む事ができます。

大人向けの著書も

中川李枝子さんといえば絵本のイメージが強いですが、大人向けにもご本を書かれています。

私は『子どもはみんな問題児。』の本が大好きです。長女が幼い頃、些細な事が気になって仕方のない時がありましたが、この本を読んで肩の力がスッと抜けた事を今でも覚えています。気になっていた事も、次第に気にならなくなってゆきました。子どもはみんな問題児…その言葉にどれだけ救われたか分かりません。


『絵本と私』というご本もおすすめです。絵本のエッセイという感じで、中川さんの人生や考え方、お人柄などがとてもよく伝わってきます。知っている絵本はそうそう!と共感できますし、知らない絵本も結構あり、どれも読みたくなります。



他にもご紹介したい本はたくさんあるのですが、長くなってしまうため以上とさせていただきます。

中川李枝子さん、これまでたくさんの素晴らしい作品と、子どもたちへの大きな愛をありがとうございました。中川さんが残してくださったたくさんの言葉は、子ども達の心の中で生き続けてゆく事と思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次