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おのまとぺん
ホームディレクター
主に子育てに関する事を発信しています。

【伝承したい】わらべうたのある子育て

こんにちは。penです。

皆さんはわらべうたを歌いますか?

私は子どもが生まれるまでろくにわらべうたを歌うことができませんでしたし、わらべうたの事もよく知りませんでした。第一子が生まれてからはじめてわらべうたの奥深さを知り、これまで自分なりに学び、我が子達と楽しんできた次第です。

わらべうたは赤ちゃんにとって音楽であり、コミュニケーションであり、遊びです。今回はそんなわらべうたについて、知り得た事などをシェアしたいと思います。

おのまとぺん

子どもとの暮らしに「わらべうた」を、取り入れてみませんか♪

目次

わらべうたの魅力

私の考えるわらべうたの魅力はその音楽性コミュニケーション性、そしてその言語性にあると思っています。

わらべうたってなんだか古臭いし、不気味…などと最初は思っていましたが、知れば知るほど歴史があり意味があり、先人方の願いや子育ての様子が垣間見える様で、奥が深いです。しかし実際には一つ一つのうたは簡単で取り入れやすく、赤ちゃんから子どもまで楽しむ事ができます。

そんなわらべうたの魅力についてもう少し具体的に、下記に記したいと思います。

シンプルで音楽的に安定している

昔から歌い継がれてきたわらべうたは、日本語の美しいリズムと抑揚があり、そのリズムと旋律が一体となっています。その為赤ちゃんにとって、聞きやすいんだそうです。小さな子どもにとっても歌いやすいですね。大人にとってもシンプルで短くて、覚えやすいです。

身近な大人が生歌を聞かせる事も重要です。録音された音ではなく、自分に向けて語りかけられる生の音だからこそ、赤ちゃんも聞こうとします。そしてそれは豊かなリズム体験にもつながります。

子どもがうたを『きく』という事が、喜びに満ちた活動である事をわらべうたは教えてくれます。自然と「もういっかい!」が引き出せたらよいですね。

コミュニケーションとなり遊びとなる

幼い頃のわらべうたで遊ぶ体験は、人に対する信頼感を育むのだそうです。

子どもが声を出したら応えてくれる、自分の気持ちを表現してくれる…といった事の繰り返しが身近な大人とのコミュニケーションになり、やがて遊びにつながってゆきます。

まだ長い時間一人遊びができない小さな子どもは、大人の声がきこえないと不安になる事もあります。そんな時にわらべうたの一つや二つ、楽しめたら赤ちゃんは満足してくれるかもしれません。

最初は見ているだけですが、繰り返すうちに少しずつ真似をするようになります。真似をしない場合も、違うわらべうたを試すと真似をしたりもします。好みもあるのかもしれません。

そんな声を介した親子のやりとりや肌と肌との触れ合いは、お互いにリラックスして安心感を得る事ができます。わらべうたはスキンシップを通して身近な人との絆を深める事ができる貴重な遊びであるといえます。

単純な動きで身体を使って遊べるのもわらべうたの魅力ですね。

わらべうたと聞くと穏やかなイメージを抱きがちですが、わらべうたによってはただやさしい世界観だけではなく、面白さ、活発さ、不思議さなどの雰囲気にも触れる事ができますよ。

わらべうたを聞く事はお話をきく事と同じなんだそうです。最初は音や言葉の面白さを喜ぶのかもしれませんが、私たち大人が小説を読んだりドラマを観たりする様に、赤ちゃんも小さな短いお話を楽しめる様になってゆきます。

味わいの豊かなことばに触れることができる

わらべうたは昔から日本で歌われてきたため、日本の古き良き情景が描写されていたり、四季折々のことばに触れることもできます。

私は『おつきさま』というわらべうたが特に大好きです。メロディーも勿論良いのですが、日本人がお月様を大切に見ている光景が目に浮かんでくる様です。

おつきさまえらいの かがみのようになったり くしのようになったり はるなつあきふゆ にほんじゅうをてらす

わらべうたは古い言い回しや方言などが含まれている事もありますが、子どもは音やリズムを先ずは楽しんでいる様ですので、心配ご無用。

普段何気なく使っている日本語ですが、わらべうたを通して自分のことばを見返すきっかけにもなりました。ひいてはことばの深みや味を増し加えるものとして機能するのではないかと思っています。

子育ての知恵がたくさん含まれている

歴史は古いですが、わらべうたには子育ての知恵がたくさん含まれている様にも感じます。そしてその数は驚くほどたくさんあります。

個人的にはどんな育児書を読むよりも、どの様に赤ちゃんや子どもと関わったらよいかを分かりやすく教えてくれると思っています。

子どもをおんぶしながら『ぜんぜがのんの』を口ずさんだり、『こりゃどこのじぞうさん』で人持ち遊びをしてみたり。起きている赤ちゃんとどの様に過ごせばいいのかと考えている方には、わらべうたを学ぶ事はとても参考になると思います。

ここでは魅力を大きく分けて4つ書きましたが、以上の様なじんわりとしたやさしい刺激が子どもたちの心と身体の成長を、後押ししてくれると考えます。

わらべうたの実践

わらべうたは子どもと暮らす生活のあらゆるシーンで楽しめます。

赤ちゃんとじっくり向き合いながらはもちろん、おむつ替えの時、叱る時、寝かせる時、家事をしながらでも楽しむ事ができます。

あると使える道具

わらべうたに特別な道具は必要ありませんが、あるとより楽しめるものを下記にご紹介致します。買っても良いですし、手作りしても素敵ですね。

特に手作りなら理想通りの素材や大きさで作る事ができますし、ものを大切に扱う事も学べると思います。私はあまり手作りできませんでしたが、得意な方はぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

シフォンスカーフ

わらべうたでは歌いながら布をふったり出したりする事がよくあります。そんな時に活躍するのがシフォンスカーフです。わらべうたスカーフやリトミックスカーフなどと言ったりもします。様々な色のものがありますし、素材も色々あります。シルクのものは高いですが、とても綺麗ですよ。

我が家ではわらべうた以外にもマントにしたり、風呂敷にしたり…子どものごっこ遊びを支えてくれています。向こう側が透けて見えるという事も安心感につながるポイントの様です。


キューピー人形

お人形を振りながらわらべうたを歌う場合に、キューピー人形を使う事もありました。なかなか店頭では見つかりませんでしたが、手芸屋さんにありましたよ。

もちろんお気に入りの人形を使ってもOKです。

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ボール

ボールもあると使えます。お手玉、まりつきのまりなども利用できますよ。

まだボールを持つことのできない赤ちゃんにはガラガラ付きのオーボールやクロースボールもおすすめです。



ピアノ

わらべうたのメロディーが分からない場合時などは、ピアノがあると良いですよね。我が家は残念ながらピアノがないのですが、ピアノえほんが活躍しています。見た目は完全におもちゃですが、正しい音程で和音も弾けて、場所も取らず37鍵盤あり満足しています。


わらべうたの絵本

何もない状態でいきなりわらべうたで遊ぶにはハードルが高い…という方は絵本から取り入れるのもおすすめです。絵からも楽しめますよ。我が子たちも大好きな絵本で何度も読みました。




大人向け参考図書

深くわらべうたを知りたい!と思われた方は、書籍を参考にされる事を強くおすすめ致します。

私が参考にした図書は下記のものです。コダーイ芸術教育研究所のものは特に何度も読みました。子ども達もよく一緒に見ていたので、今はもうボロボロですが大切な本のうちの一つです。


別売りCDもあります。


阿部ヤヱさんのご本も参考にしました。応用編もあり、小学生くらいの子どもにも参考になりますよ。



わらべうたと共に子育てを

わらべうたを通した豊かな体験は、「人間らしさ」を育てます。生きた人のまなざし、旋律、動き、言葉…わらべうたは様々な面で子どもの成長を促してくれます。そして大人にも子育ての道を示し、過去に想いを馳せ、自らのことばに目を向けるよい機会を与えてくれます。


日本人が四季折々の自然とともに歌い伝えてきたわらべうたを、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

おのまとぺん

わらべうたの魅力が伝われば幸いです。

それではまた!

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