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おのまとぺん
ホームディレクター
主に子育てに関する事を発信しています。

【どう使う?】一人一台端末

こんにちは。penです。

GIGAスクール構想が2019年にスタートし、一人一台の端末が配られましたね。我が家も有難いことに小学3年生と小学1年生の子どもがこの端末を使用しております。

今回はこの一人一台端末を我が家がどの様に利用しているか、実体験を書いてみます。お子様の入学前で一人一台端末について気になっている方や、他の家庭ではどの様に利用しているのか気になる方のご参考になれば幸いです。

おのまとぺん

一人一台だなんて、すごい時代ですよね…!

目次

一人一台端末って…?

文部科学省のGIGAスクール構想を受けてICTの整備を進めた結果(一台あたり4.5万円の補助)、現在は児童一人につき一台の端末が学校から貸与されています。

新型コロナウィルスの世界的な流行でGIGAスクール構想が前倒しになった事もあり、小中学校ではほぼ100%導入が完了しているとの事ですが、その利活用の状況は学校や先生によってかなり異なる様です。

利用している端末の型番

我が子達が利用している端末の型番は下記の通りです。

Lenovo 300e Chromebook 2nd Gen AST

長女の入学の際はタブレット端末を想像していましたが、想像以上に見た目はパソコンでした。ノートパソコンの様に使う事は勿論、タブレットの様にキーボードを後ろにして使う事もできますし、V字にしてテントの様に使っている事もあります。画面タッチや音声入力もできるため、タイピングのできない低学年の子どもも扱う事が可能です。

自治体によって端末は異なる様で、文部科学省が標準仕様と定める「Windows」「Chromebook」「iPad」の3種類から各自治体が選定しているそうです。

端末のスペックなど

重さは1.32kgでそれなりに重く、ランドセルに入れると一年生には結構辛そうです。(結局教科書やノートもゼロにはできないので…)我が家はこの点を考慮して、長女も次女もランドセルは軽量のものを選びました。↓全く同じものではありませんが、セイバンの直営店で購入しました。楽天でも買えるならポイントも付いてお得ですね。


この端末はカメラも搭載しており、ビデオ会議の様な場面でも使えますし、写真や動画を撮って共有といった事もできます。バッテリー性能もそれなりに良く最大約10時間利用可能との事、屋外授業でも安心して使えそうですね。

本体も厳しい品質テストをクリアした筐体だそうです。ゴム製のバンパーもついていて確かに頑丈だなという印象です。子どもが使うからこそ、多少乱暴な扱いや落下なども想定しないといけませんものね。

私自身はchrome bookは初めて触りましたが、学習に必要なスペックは満たしていて、なかなかコスパの良い製品だなと感じました。子ども達は端末の事を親しみを持って「クロム」と呼んでおります。

なお、家庭で用意したものはタブレットケースのみです。


子どもへの配布の時期

我が子達の通う小学校では、一年生の生活が落ち着きはじめる6月頃から徐々に利用が始まりました。電源のオンオフやパスワードの入力や管理など丁寧に教えてもらった様です。

端末の利用に慣れた7月頃からは週末に持ち帰り、週明けに持って行くというスタイルでした。夏休みなどの長期休暇中はバッテリーも持ち帰り、自宅でソフトを利用した学習や先生からの連絡を確認するなどしています。

配布の時期などは特に地域や学校によって異なると思いますので、ご参考までに。

使用教材やアプリなど

母の私が知り得る限りだと、以下の教材やアプリ、サービス等を様々なシーンで使用している様です。

Qubena(キュビナ)

昨年度までは別の教材を使用していましたが、2024年度からはキュビナという学習教材を使用しています。主要教科書に準拠しており、AIによる個別最適な学びができるそうです。

現代らしく使えば使うほど個別に最適化するAIを搭載しており、学習の基礎固めには良さそうと感じました。子ども達はやるべき教材をさっさと終わらせてw他の学習(?)に勤しんでおります。

Googleクラスルーム

chrome bookを使用している事もあり、Google系のサービスを使用する事も多い様です。

Googleクラスルームは先生からの連絡に主に使用しているそうで、時間がなく明日の持ち物などの連絡ができなかった時などに帰宅してから確認したりしています。

その他児童からのコメント機能をオンにして利用する事もあるらしく多様な意見を共有して学習に役立てるなど、現代ならではだなぁと思いました。アーカイブされたクラスには過去の学年のクラスが残り、学んだ事の復習にも使っていますし、時々過去の運動会や発表会の動画も見返したりしています。

chrome描画キャンバス

chrome描画キャンバスはGoogle版の描画キャンバスで、児童用chrome bookに入っているものです。インストール不要ですぐ使用できます。娘たち曰く1年生の導入などでお絵かきに利用しているそうです。自宅でもデジタルアートを楽しめますし、未就学児の三女でも描けるので、姉妹で色々な絵を描いて楽しんでいたりします。

Googleアカウントで同期しているため、学校で書いたものを家で見たり、家で書いたものを学校でまた書き続けたりできるそうですよ。

Google Meet

web会議ツールのMeetを使う事もあります。長女は学級閉鎖の時の授業にも使っており、子ども達もいつもとは違った授業に大喜びの様子でした。みんなしっかりとログインできていて、さすがだなぁと思いました。

また、移動にあまり時間を掛けられない全校朝会の時などにも使用しているとの事です。対面での良さも勿論ありますが、オンラインという選択肢も上手に使っていて、ICTの活用が進んでいると感じます。

Google Jamboard

ジャムボードというデジタルホワイトボードを使って学習する事もある様です。自分の意見をみんなと共有したり、今時の共同学習にピッタリなアプリだなぁと思いました。

ただ、調べてみるとジャムボードのサポートは2024年で終了するとの事です。せっかく使える様になっても、サービスが使えなくなってしまう…という様な、デジタルならではの課題はありますね。

プレイグラムタイピング

長女が1年生の頃に楽しんでいたのはタイピングです。プレイグラムタイピングは授業で取り組んだ事がある様で、自宅でもよく楽しんでいました。間違った指でのタイピングに慣れてしまうと後々大変なので(私がそうでした)、最初に指やキーの位置を学べる事は有難いですね。今はイータイピングや寿司打も楽しんでいます。iPad端末だとタイピングはしづらいかもしれませんね。。

タイピングができるとやはり入力も早くなりますし、できる事の幅が広がりますね。自然とローマ字入力の方法を知りたがる様になったので、ローマ字表は別途用意しました。すぐに覚えてあまり使わなくなりましたが、たまに見返したりしています。我が家の場合下の子にも使えるので、使い倒しますw


ククハチジュウイチ

ククハチジュウイチは九九やかけ算の練習ができるWEBアプリです。学習を進めていくと宝石やコインがもらえて、町が開拓されてゆき、正にゲーム感覚で遊びながら学習できます。進めていくと2桁の掛け算なども出てきますので、3年生でもまだまだ遊べます。

1年生の次女も長女の楽しむ姿を見てやりたいとトライしており、答えを紙に書き出してw楽しんでいます。我が家は紙は惜しみなく与える方針ですので、紙を活用している姿は我が子達らしいなと思います。

で~きた

NHKので~きたという番組を授業で見て、クロムでも楽しんでいます。

この番組は「小1プロブレム」を受けて、子どもたちに必要な集団行動・マナー・社会的スキルをわかりやすく、自発的に学べる様に10分程度の番組でまとめています。できていない事に子ども自身が気づき、理解することでできるようになれる様自然と促してくれます。

子ども達はただ面白がって見ていますが、デキナイ小学校の校訓「できないに気づけば、かならずできる!」の精神を私も見習いたいと思います。

Quick,Draw!

人工知能がテーマを6問出題し、プレイヤーは絵を描いて回答するQuick,Draw!も楽しんでいます。 描いている最中にも、人工知能はその過程で思いついた答えをどんどん投げかけてきて、20秒以内に正解まで導くと勝ちです。AIを身近に感じる事ができますし、どの様に表現すればコンピューターに認識されるのか、考えさせられます。

ヘビゲーム

どこから情報を得たのかは分かりませんが、ヘビゲームを楽しんでいる事もあります。(検索するとすぐ出てきます)記憶力ゲーム、三目並べなどもあり様々なミニゲームを楽しむ事ができます。学習かと問われるとかなり怪しいですが、とりあえずブロックはされていませんし、すぐに終わるため目をつむっています。


以上が我が子達のクロムの楽しみ方です。一応大人の目の届く場所で端末は使用させていますが、もしかしたら他にもこっそりと楽しんでいるものがあるかもしれません(汗)

我が子達の通う小学校は普通の公立小学校ですが、参観にいっても利活用は進んでいる様に感じますし、高学年の子達は紙と鉛筆を使う様な感覚で普通に端末を利用しています。

作品展などの学校の行事等でもプログラミングで作成したものをプロジェクターで写したり、積極的に活用している姿が窺えます。ちなみに小学3年生の長女はまだプログラミングは習っていないそうです。

プログラミング教育は必修化されましたが、対象は全学年のため何年生からとは決められていないそうです。 学校によって学習のタイミングは変わりますが、3年生以上や高学年からスタートする学校も多いのだそうです。

一人一台端末には設定でかなりフィルターがかかっていて、1年生はYouTubeなどは一切閲覧できません。3年生の方は学習に関する動画等は閲覧できる様で、学年毎に細かく設定してくださりありがたく感じます。ネットサーフィン等も今のところしていない様子で、比較的安心して使えるなと思っております。

今年は猛暑で外遊びもなかなか難しく、夏休みは端末に助けられた事も多くありました。

一人一台端末は学校でも家庭でも学びを保障してくれている!

家庭でのルールは

一人一台端末の利用にあたって、家庭でのルールも親子で考え決める様にと学校からプリントが配られています。

保護者として定めたいルールはたくさんありますが、ルールが多いと守れない可能性が高いため、我が家のルールは今のところ、シンプルに下記2点です。

連続使用は30分まで

我が家の連続使用は30分でタイマーをキチンと計っています。たまに時を止めていたりするのでwそこは少し目をかけています。2人で時間差で始めたりすることもあり、やはりタイマーがあると便利です。


一日30分を何回までとは決めていませんが、他の遊びも忙しいため端末利用に固執している姿は今のところありません。予定のない夏休みも利用は午前1回午後1回のトータル1時間くらいかなと思います。

日頃は折り紙やLEGOに忙しい様です。

視力や姿勢の問題もありますし、時間制限を設けないと学習でない事をダラダラとしてしまいそうですので、30分にしています。(学校からも続けての利用は最長30分で休憩をとる様にアドバイスがあります)

また、暗黙のルールとしてやるべき事が終わってから端末を利用する事になっているので、必然的に早朝はできませんし、夜も20時就寝は習慣になっているため、夜に利用する事も今のところはありません。

学習以外の利用をしない

2つ目のルールは、学習以外の利用をしない事です。基本的に学習のために端末を借りているという事もあり、学習以外の利用はしないという事にしています。何を持って学習とするのかは難しいところですが、自主的に端末を使って学ぶ姿勢は大事にしたいと思っています。

SNSの利用やYouTubeの視聴、ネットサーフィンなどをする様になったら、またルールの見直し&改定をする予定です。進級や進学のタイミングで定期的に見直す事も大事ですね。

一人一台端末の課題

一人一台の端末が貸与され、様々に利活用されている事は分かりましたが、課題もまだ多くある様です。現在の課題について少し書きたいと思います。

ネットワーク環境が脆弱だと活用が進まない

そもそも一人一台端末は高速大容量の通信ネットワークの構築とセットになっており、ネットワーク環境が脆弱だとなかなか活用が進まない様です。利用しようと思ったらネットへアクセスできない…となると、授業になりませんものね。。幸いにもこういった話は娘たちからは聞きませんが、ICT支援員さんやネットワークの保守など影で利活用を支えてくださる大人の方々の存在を忘れてはならないと思います。

また、子どもたちのネット利用が盛んになってきたら、家庭のネット環境も見直したいと考えています。

不適切使用の対応や機器利用の勉強など先生の負担が増えている

児童の不適切使用への指導や、故障やアップデートなど端末自体の管理が必要となり、先生の新たな負担が増えている側面もあると思います。不適切使用については、制限があり過ぎると活用できないため、さじ加減が難しいですね。

先生自身もICTについて学び続けなければならず、使い方を教える事に苦労するといった声も聞かれます。デジタルデバイスには故障や修理なども付き物ですし、生徒の数だけ端末があり、その管理は大変そう…と思います。

ネットワークなどの環境の課題や先生たちの新たな負担が増えている側面がある

参考になる図書

最後にネット利用に際して参考になる本をご紹介致します。

安定のドラえもんの入門書は子どもも大人も参考になります。どんな事に気を付ければよいのか、用語の説明などもあり、漫画ですので忙しい大人でもサッと読めます。2023年初版発行です。


こどもスマホルールは自分の勉強用に読みました。ネットにつながる事はスマホも同じですので、大変参考になります。特に著者の”品格を持って、正しく怖がり賢く使う”とい姿勢に共感しました。ネットについては慎重でありたいと同時に、上手に活用してゆく事の大切さも教えていただきました。ネットと付き合ってゆくためのヒントがふんだんに書かれています。


子どものネット利用については私自身も学ばなければならない事が多く、親も勉強しなければならないと強く感じています。大人と子どもで様々試行錯誤しながら、ネットを上手に使う豊かな社会を私たちが築いてゆきたいですね。


一人一台端末については以上です。

おのまとぺん

ICTの利活用については、今後も目が離せませんね…!

それではまた!

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