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おのまとぺん
ホームディレクター
主に子育てに関する事を発信しています。

【令和版】子どもの歯科事情

こんにちは。penです。

保護者として子どもの口腔内環境が気になる…という方は多いのではないでしょうか。

私自身3人の子どもを育てていますが、毎日自分の歯も含めて100本近くの歯を磨いている身としてw色々と気にして参りました。そんな中で知った事などを共有してゆきたいと思います。

おのまとぺん

歯を大切に扱う事は、QOLの向上に直結しますね。

目次

現在は予防歯科が充実している

私が幼い頃は歯医者さんは虫歯になった人が行くところ…という認識でしたが、令和の今は予防歯科に力を入れている歯医者さんが多い様に感じます。

親御さんと一緒に検診を受けられる様な歯医者さんもありますし、半年や一年に一回検診をしてもらったり、クリーニングをしてもらったりできるので、歯医者さんへ行くハードルは低くなっていると感じます。地域によるところもあるかもしれませんが…。

ヨーロッパなどと比べても日本は予防歯科への意識が遅れているそうですが、個人的には日本でも随分と予防歯科の概念が広まってきている様に感じています。大人も子どもも定期的に歯医者さんへ通い、虫歯で歯を失う…という事がない様にしたいものですね。

歯医者さんの選び方

予防歯科を受けるにはまず、歯医者さん選びが必要ですね。

歯医者さんは色々とありますが、歯医者さんによって治療の方針などのソフト面や、施設・器具といったハード面が違います。ご自身や子どもがどの様な方針で受診されるかを考えて、よく比較検討される事がおすすめです。

我が家も3件ほど歯医者さんのカウンセリングを受けましたが、子どもを連れて半年に一度ほど無理なく通える範囲で探しました。人気の歯科は予約を取る事が難しかったりして、断念したこともありました。

フッ素塗布について

現在虫歯の予防としてフッ素の塗布が重要とされています。フッ素と聞くと人体に影響はないのか心配になりますが、フッ素単体ではなくフッ化物の事をフッ素と呼んでおり、フッ化物は天然に比校的多く存在するものです。あらゆる土壌、川、海水などの自然環境に存在し食品にも含まれているため、過度に心配する必要はなさそうです。

しかし何においてもそうですが、過剰に摂取すれば中毒症状を起こします。フッ化物の場合も歯磨き粉や洗口液をたくさん飲みこんでしまったりした場合に、急性中毒を引き起こす可能性はあります。フッ素を使用される場合はそんな事も念頭に置いて、子どもの手が届くところに置かないなどといった配慮は必要ですね。

2023年1月から歯磨き粉のフッ素濃度の推奨基準が変更されました。フッ素を利用する場合は濃度を意識して選ぶと良いと思います。また、3歳未満の小さいお子様は歯磨き粉を飲み込まず、吐き出しができる様に練習してから使用する方が良いですね。

要約すると推奨濃度は以下の通りです。

歯の生え始め~2歳:1000ppm 歯磨き粉の量は1~2mm程度

3〜5歳:1000ppm 歯磨き粉の量は5mm程度

6歳〜成人:1500ppm 歯磨き粉の量は1.5cm~2cm程度

フッ素濃度は「ppm」という単位が使われます。1ppmは100万分の1%をあらわし、1000ppmでは0.1%の濃度ということです

カウンセリングを受けた歯医者さんで、高濃度のフッ素を3か月に一度は必ず塗布しないといけないというクリニックもありました…

いずれもフッ素を塗れば虫歯にならないという訳ではありません。フッ素に頼り切らず、生活習慣で虫歯を予防してゆく事が大事だと思います。

気を付けたい生活習慣

そこで、歯のために気を付けたい生活習慣を以下にまとめてみます。

かたいものをよく噛んで食べる

口や顎周りの筋肉を使ってよく噛んで食べる事で、歯並びも良くなるそうですよ。なかなか一度に30回噛むのは難しいですが、よく噛む事は意識したいものです。

おやつにスルメイカや固焼きせんべいを食べても良いですね。最近若い子の間で固いお菓子が流行っているそうですよ。ダイエットにもなりますし、少量で満腹感も得られます。

水分補給をしっかりとする

体内の水分が不足すると口の中も乾いてしまい、唾液の量が減ってしまいます。唾液には口腔内をきれいに保つ自浄作用があるため、体内の水分が足りていると十分な唾液が出て口の中を洗浄してくれて、虫歯や歯周病を予防してくれるのだそうです。

水分とはいっても水分であれば何でも良いというわけではありません。歯のためにおすすめの水分は、やはり『水』です。お茶やコーヒーで水分補給をしていると、歯の表面に色素が沈着してしまいますし、清涼飲料水はたくさんの糖分を含んでいます。

ちなみに水の1日の摂取量は体重×40~45mlが適量との事ですよ。大人も子どももそれぞれ計算して、意識して水分摂取したいですね。

片方だけの歯を使ったり、頬杖をつくのはNG

片方だけの歯を使ったり頬杖をついたりしていると、かみ合わせが悪くなる事も…。両側の歯を使っているか、正しい姿勢で座れているかどうかも確認したいところです。

食事やおやつをダラダラ食べない

口の中に食べ物が入っている時間が長くなると口腔内が酸性に傾き虫歯になりやすくなります。食べる時間は決めて規則正しく食べるのと、食事は20分などと時間を決めて食べるのも良いですね。我が家も食事中に遊びはじめたらさっさと切り上げる等していました。

口呼吸をしない

口呼吸をしていると口の中が乾燥しますし、出っ歯や嚙み合わせ異常の原因にもなるそうです。鼻に原因があって口呼吸をしている場合もあるので、心配な場合は早めに病院を受診できると良いですね。

10歳くらいまでは仕上げ磨きをする

小学生になると仕上げ磨きをしないご家庭もあるそうですが、10歳くらいまでは仕上げ磨きをする様にすすめられる事が多いです。ただ10歳まで仕上げ磨きすればよいという意味ではなく、10歳までに自分で綺麗に磨ける様になる事を目標に我が家では取り組んでいます。スキンシップにもなります。

歯磨きの実践

小さい時から食後の歯磨きとフロスを習慣に出来ると良いですね。食べたら磨くという事が当たり前にできる様になる事が我が家の目標です。

おすすめグッズ

歯ブラシ

歯科衛生士さんや健診などでおすすめされる事が多いのはタフトシリーズでした。私も色々と試してみて、特にマミー17は仕上げ磨きに最適で、ずっと使用しております。タフトシリーズを知ってから、大人用もタフトに乗り換えずっと愛用しております。



デンタルフロス

デンタルフロスを使用しないと、歯磨きをした意味がないとまで言われた事がありますが、フロスの使用は重要です。特にノンワックスのフロスは汚れがよく取れます。ただ、なかなか店舗では売ってないのですが…。


歯磨き粉

歯磨き粉はペースト・ジェル・液体・泡などの種類がありますね。それぞれの特徴をよく理解して適したものを使用するのがおすすめです。ペーストで磨いた後にジェルでコーティング…などと併用するとより良い効果を得られます。

歯医者さんではチェックアップのこども用をおすすめされる事が多い様に思います。でもなかなか薬局などのお店では見つからず、我が家はネットで購入しております。我が子達は味つきの歯磨き粉がどうも苦手で、ジェルタイプに落ち着きました…。


コンクールジェルコートもよく歯医者さんに置いてあります。フッ化物濃度が1450ppmになったそうで、6歳未満は使用不可です。


洗口液

我が家ではコンクールFがお気に入りです。歯医者さんに置いてある事も多いです。濃縮タイプなので嵩張らずたくさん使えますし、子どもたちも刺激が少ないからか嫌がらずに使えています。


デンタルミラー

デンタルミラーがあると見えづらいところもよく見えます。私は100円ショップで入手しました。まずはどこにどんな歯があるのか、どういったところに汚れがつきやすいのか等…よく見る事が重要だと思います。

歯科模型

あると便利なのが歯科模型です。ちょっと怖いですが…歯の構造がどの様になっているのか、どの様に磨けば良いのか実践して見せる事ができます。我が家はもっと安いものを購入してしまい、フロスも通せなかったので、ある程度本格的なものが個人的にはおすすめです。


絵本

最後に絵本をご紹介します。我が家では子どもが幼い頃何度も何度も読んで暗唱したノンタンシリーズです。はみがきはーみーしゅこしゅこしゅっしゅっ♪と毎日楽しく磨けたら…いいですよね。


かこさとしさんの『むしばミュータンスのぼうけん』は子ども達が大好きでした。虫歯になる過程がよく分かりますし、何より面白いです…!


その他の心配事

矯正

子どもの矯正も気になりますよね。相場は約100万円で期間は約4年間だそうです。そもそも矯正診療をしていないクリニックもある様で、将来的に矯正をお考えの方は矯正も視野に入れて歯医者さん探しをした方が良いかもしれません。

最近の子どもは顔が小さくて顎も小さいため、歯並びがどうしても悪くなってしまうそうですよ。

長女は小学1年生の時に前歯の間に隙間があるという事で健診で引っかかりましたが、かかりつけ医と相談して経過観察をして参りました。結果的には周りの永久歯が生えてきた事によって、前歯の隙間も気にならなくなりました。

指しゃぶり

我が家の長女は胎内にいる時から指しゃぶりが大好きで、とても悩んだ事もありました。8歳の今は全くしなくなりましたが、当時はすごく悩みました。

寝る前の指しゃぶりは入学前後くらいまでしていましたが、結果的には出っ歯にはなりませんでした。しゃぶり方も関係ある様ですが、参考までに。。


上唇小帯

次女は上唇小帯があり、2歳児健診~ずっと引っかかっています。かかりつけの歯科医に相談して現状維持にしておりますが、何か進展があった際には追記したいと思います。

参考図書

最後に大変面白かった参考図書をご紹介致します。岡田弥生さんは乳幼児の歯科検診に従事されている方で、こちらの本は私が口腔環境を気にするきっかけとなった本です。大変参考になります。


令和の一般家庭の歯科事情は以上です。

おのまとぺん

歯に自信を持って生きてゆけたら素敵ですね!

それではまた!

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