MENU
おのまとぺん
ホームディレクター
主に子育てに関する事を発信しています。

マイペースな子どもとの向き合い方

こんにちは。penです。

マイペースな子どもに付き合う保護者の皆さん、毎日毎日大変ですよね。

我が家は次女が一番マイペースで、やきもきする事が多々あります。そんな中私なりに調べたり考えたり工夫したりして参りました。今回はそんな内容をシェアしてゆけたらと思います。

マイペースな子どもと向き合うためのヒントになれば幸いです。

おのまとぺん

マイペース過ぎて心配する気持ち、分かります…

目次

マイペースは悪い事ではない

まず大前提として、マイペースである事自体は悪い事ではない!という事を声を大にして伝えたいです。大人が困る事は多々ありますが、マイペースである事は立派な子どもの長所です。子どもを無理に変えようとせず、大人の成長のチャンスとして捉えて接してゆくのが良いのではないかと思います。

そもそもマイペースと言われる子どもはゆっくりのんびりしているイメージですが、集中力があり、思考が深いのもまた特徴ではないでしょうか。マイペースな子の中には大人を試す賢さがあったり、大人に指示される事を嫌う子もいる様です。物事に対してすぐに行動にうつさず、まず考えるため、行動までに時間がかかってしまうのだと思います。(私もそのタイプです)

我が家の場合長女は後先見ず行動するタイプで、失敗も多くマイペースな次女とは正反対だと感じています。すぐに行動にうつす長女は、良くも悪くも周りの事がいつも気になって注意が拡散してしまいます。その点では次女は自分のやっている事によく集中し、こちらもハッとする様な思考が垣間見える事があり、2人とも真逆で面白いなと思います。

長女と次女の性格を足して2で割れれば丁度いいのに…と思いますが、ないものねだりですよね。

マイペースといえば、『ぎょうれつぎょうれつ』という絵本がいつも思い浮かびます。子どもは子どもの世界を、子どものペースで楽しんでいるんですよね。大好きな絵本です。


マイペースで困る事例

マイペースは長所でもあるとは言え、マイペース過ぎる故に生活が滞ったり、他の子どもと比べると「なんでうちの子は…」と苦しくなってしまったりしますよね。

特に朝の支度が遅くて困る…というお悩みはよく聞きます。時間が決まっている時は特に、余裕がどんどんなくなりますよね。声を荒げて「早くして!」の連発をしたりして…そんな自分に自己嫌悪してしまいますよね…。

子育て中に怒りとの向き合い方については、別記事に書かせていただきました。

私の場合は公園や幼稚園からなかなか帰れない事もストレスでした。「あれをやったら」「15時になったら」などなど色々と相談してみるものの、なかなかうまくいかず…。家に帰ってやりたい事もたくさんあるし、疲れているから早く帰りたい…!と何度も泣きたくなりました。

参観日などでお友達は集団行動をしているのに、我が子はいつまでも他の事をしている…といった子もいますね。幸いなことに我が家の三姉妹が通う幼稚園は、それが許される幼稚園でした。ただ、お友達は教育を受けてどんどん成長しているのに…本当にこれで良いのかな…という気持ちは常にありますよね。

どうしても早く動いて欲しい!時の小手先のテクニック

どうしても子どもに早く動いてほしい時ってありますよね。そんな時のテクニックとして、なるべくたくさんの引き出しを持っておきたいものです。色々な人から知恵を借りたり、私自身も様々試しましたので、知り得る限りのテクニックを以下に書いてみます。ご参考までに。

ゲーム要素を取り入れる

ゲームや競争が好きな子にはゲームの要素を取り入れてみても良いかもしれません。あれとこれをやったらミッションクリア!にしたり、タイムを競うタイムアタックも良いですし、砂時計やタイマーを使ってみても◎


子どもに選択させる

子どもに選ばせるのも一つの手ですね。洋服を着ないのであれば二択にして「どっちにする?」など聞くとすんなり進む事も。幼い子には選択肢を減らしてあげると決めやすくて良いです。

後述しますが、日々の意思決定を積んでいく事はマイペースへの本質的なアプローチにもなります。

やる事が終わったら楽しい事があるというマインドを定着化させる

朝の支度ができたら好きな事ができる等、やるべき事を終えたら楽しい事が待っている!と思うと、少し億劫な事も見通しを持って頑張れるかもしれません。大人もこうやってモチベーションを保っている人も多いのではないでしょうか。

我が家もなるべく小さな楽しい事をちりばめる様にして、次の行動に主体的に移せる様には意識しています。例えばおやつに好きなものを用意する、おかずに好きな食べ物を用意する、観たいテレビを見つける、寝る前のおはなしやクイズ…などなど。前向きな理由が良いなと思い、私はこの手を使いがちです。

ただ、お楽しみのために、やるべきことがテキトーになったり雑になったりするので、要注意です。

準備チェックリスト

子どものやるべき事を見える化すると、やる気を見せる事もありますね。ゲーム感覚に似て達成感もありますし、やるべき事が視覚化されて頭で整理されます。



前日準備と事前通告

朝の余裕がどうしてもない!という場合は前の日に子どもと一緒に準備しておくのも手ですね。余裕がある時は、備えておきたいものです。「子どもと一緒に」という部分がミソで、大人が準備してしまうと、子どもは大人がやってくれると思ってしまいがちなので、注意が必要です。

あと、我が家では絶対に帰る時間が決まっている時などは「明日は絶対に15時に帰る」と何度も事前に言って聞かせ、お互いに共通理解を図っていました。大人の事情は子どもは知らないので、予め伝えて共通理解を図っておくと、子どもの納得感はある様です。

日々の時間を意識した言葉がけ

日々の時間を意識した言葉がけも重要です。時計が読めないと、時間を守る事もできませんものね。赤ちゃんの頃から「12時だからお昼ごはんを食べようね」などなど時間情報も語り掛け、意識させてゆけると良いと思います。勿論幼児になってからでも、遅くはありません。

報告合戦

お互いにできた事を報告し合うのもおすすめです。「ママは〇〇ができた!〇〇ちゃんは?」という感じで、お互いにできた事を報告し合うと、報告したいがために頑張ってくれる事も◎

母のやるべき事も共有されるので、お手伝いにもつながるかもしれません。我が家の三女は「じゃあ〇〇ちゃんがこれやっておくね!」と率先して助けてくれます…。ありがたい…。

お手伝いについてはコチラ↓にも書いています。

共感を得る

特に女の子には効果的かもしれないのが、共感を得るという方法です。

今日はお母さんはもう疲れちゃったから帰りたいな~お手伝いしてほしいな~などと共感を得られる様にお願いし、子どもを動かす方法です。嘘は良くはないかもしれませんが、親の本音もしっかり伝えた上で向き合う事は、良い事だと思います。

一筋縄ではいかないのがまた、子育てでもありますが…。

ルールを徹底する

家のルールを明確にし、ルールはルールとピシャリと決めてしまう方法もありますね。ルールを決める際は一方的に決めるのではなく、親子で話し合いながらルール作りができるとなお良いと思います。子どもが自分で決めたルールは守れる確率も高くなります。

ルールについてはまた別記事に書きたいのですが、何時に寝る、食事中は遊ばない、暴力は禁止などなど…ご家庭によって様々なルールがあるかと思います。暗黙のルールもたくさんあると思いますが、大切なルールなどは書き出して貼っておいても良いかもしれませんね。

特に夏休みは家族との時間も増えたりしますので、我が家も見直してみたいと思います。

実況中継する

意外と面白いのが、実況中継です。「おっと~〇〇ちゃん、パジャマのままです…!果たして着替えは終わるのでしょうか!?」といった感じで大袈裟に実況中継していると、自分の行動に意識が向く様で面白がって行動してくれたりします。

実況する方も見た事を言えば良いだけなので、難しくありません。無視されても「反応がありません…!このまま時間がきてしまうのでしょうか…!?」といった感じで個人的には客観的に子どもを見れるので、冷静でいられます。

デメリットは、喋り疲れる事ですw「もっとやって!」と言われる確率高し。高学年になったらウザがられそうですがw

怒ったり、脅したりする

こんなところに書かずともやりがちなのが、怒るなど怖がらせて行動させる方法です。「もう知らない」「置いていく」などなどつい言ってしまいがちです。こういった事を繰り返していると子どもも大人の真似をして怒ったり、脅したりする様になってしまいますし、何より怒る方もエネルギーを消費して、疲れますよね。

私の母親も正にこのタイプだったので、私も育てられた様に育ててしまう事があり、反省しきりです。

モノで釣る

お菓子を与えたり、モノを買い与えたりする事で子どもを動かす方法もありますね。目に見えるものがすべてのタイプの子どもには特に有効な様ですが、モノがないと行動しないという危険性も孕んでいます。モノで釣る事ばかりしていると、子どもの方も交換条件を出してきたりしますし、やはり理想はモノなんかなくても自ら考え行動できる子どもではないでしょうか。

(それでもやっぱり効果的ですが…!)



以上が子どもの行動を早くさせようと思ったときにできるテクニックです。子どもが行動できた時にはしっかりと認めてあげられたら良いですよね。親は言葉やモノなどをどうにか駆使して子どもにアプローチをしがちです。様々書きましたが大別すると、以下の様なものではないでしょうか。

  • 子どもが行動したくなる声掛けをする
  • 叱って怖がらせて行動させる
  • 何かモノで釣って行動させる

これらのテクニックがきっかけで行動することは十分にあると思いますが、いずれも一時的なものであり、実は本質ではない様に私は思います。”小手先の”と書いたのはそういう理由もあり、個人的には上記の様なテクニックを上手く使いながら、本質的なアプローチを続ける事が望ましいのではないかと考えます。

マイペースな子への本質的なアプローチとは?

マイペースな子どもへの本質的なアプローチを私は『日々意思決定の機会をなるべく多く与える事』だと思っています。マイペースな子どもはとにかく先に考えてしまい動き出しが遅いので、行動を早くする練習をする事が有効だと考えます。

どうしたら行動を早くできるか…という事ですが、決める事が早くなれば行動も早くなってゆくと私は考えます。

私自身も考える事は好きですが決めるという事が大の苦手です。しかし小さな意思決定を積み重ねてゆくうちに、段々と自信を持つ事ができる様になり、結果的に動き出す事も早くなってきました。

『人生は決断の連続』という言葉があります。自分の人生を自分で選び取ってゆくために、小さな頃から意思決定の練習を時間をかけてゆっくりとしてゆく事をおすすめ致します。

小さい子どもでも選んでもらえる事はたくさんあります。

  • 今日着る服
  • 今日のおやつ
  • 何を飲むか
  • 何をして遊ぶか
  • どの本を読むか

そういった事を子どもにどんどん選ばせていけると良いですね。

目安としては0~3歳は2択、4~6歳であれば3択~4択ぐらい。小学生以降は、自分で決められそうなものであれば選択肢なしで意思決定させていけたらと思います。

こうやって日々子どもに主体性のある意思決定を経験させていくと、自然と行動する事も早くなっていくのではないでしょうか。6歳次女のマイペースさに振り回される事も最近はかなり少なくなってきました。

環境を整え、伝えて待つ

私の愛読書である『子どもへのまなざし』の中で佐々木正美先生は、密かに最善をつくして待つ事に楽しみや喜びを感じられる様になったら、子育ても上手になると仰っています。私もその様になりたいと思っています。


やるべき事の行動の必然性を作りながら、子どもの成長を信じて待つ…なかなか難しい事ですが、やりがいのある事でもありますね。

マイペースな子どもはマイペースな子どもなりに、自分のペースで周りに迷惑をかけない行動ができる様になっていきますよ。

それに子どもが小さいうちは、多少周囲に迷惑をかけても大丈夫です。私も何度も色々な人に助けられました。マイペースな子どもと、気長に付き合っていきましょう。

おのまとぺん

子どもの成長を、信じて待てる人になりたいですね。

最後まで長文をお読みいただき、ありがとうございます。何か少しでも参考になれば幸いです。

それでは、また!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次